PENTAX 黒死病対策 K-50の絞り制御ユニットをK-30に移植



昨年、分解修理した黒死病のPENTAX K-30、1ヶ月ほど普通に使えていたが、結局再発してしまった。明るい場所で絞り全開にしてもISOが異様に高感度になるので多分絞りが最小まで絞られた状態になってるんだと思う。とりあえずの応急処置はライブビュー撮影。そうすると一応普通に写せることもあるので。



左の黒がK-30、右のピンクがK-50。

重い腰をあげて再度分解修理。もともとK-30についていた絞り制御ユニットのU字金具を火炙りで消磁したり紙片を挟んでも再発してしまうなら、完全に違う部品を埋め込むのはどうだ!ってことで、故障したK-50を分解して移植することにした。電源を入れて操作するたびにものすごいモーター音を立てて操作不能な状態になり、まったく使えないK-50が2台ある。こちらはファインダーもかなり暗い状態。絞りも最小まで絞られている様子。でも故障前に黒死病のような症状になったことはなかったので、こちらの絞り制御ユニットを移植してみる。それ以外使い道ないし。

K-50とK-30の構造は似てるけど、細かい部分が若干違う。K-50はフラッシュのポップアップ下に3つ目のネジがない。


K-30は真ん中にネジがある。



脇のゴムパッキンのようなものもK-30にはない。



グリップラバーは両面テープでとめてあるだけなんだなー


黄色い丸で囲った部分は要注意!以前K-30分解する時にここ触って感電した。


K-50の絞り制御ユニット。K-30もだけど、このネジをはずすのが結構大変。グリップ部分が邪魔してドライバーを水平に差し込めないので。なんとか無理やりななめにドライバーを入れてはずす。K-30の時もそうだったけど、K-50の黒い配線も切れていた。これな何の配線だろう。でも配線切れても一応写せる。




こちらはK-30の絞り制御ユニット。ほぼ同じ。



分解したK-5


K-30とK-50の絞り制御ユニットのU字金具。素人には違いがわからない。穴の形・大きさが微妙に違う感じがしないでもないが。K-30の方が虹色っぽくなってるのは火であぶったせい。元はK-50と同じく普通の銀色だった。




移植して一応黒死病はなおったけど、組み立て後しばらく絞り情報がうまく連動しない時があった。AUTOにしても「Fーー」と表示されてしまう。また組み立て直しか…と思ったが、しばらくいじっていたら不具合でなくなった。なんでだろう。単なる接触不良?肝心な時に不具合でないといいけど。


レンズを見ていたらフチに2ヶ所、水滴が入り込んだような光沢を放っている部分があるのに気づいた。え、なにこれ…しばらく水が入り込むような場所では使ってないし、水ではない。もしかして歪みやヒビの一種?レンズつけたまま激しく転んだことがあるので、ひび割れていてもおかしくないといえばおかしくないが…悲しい (TдT)